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最近髪の乾燥が気になって、、、、
寒い季節になると空気が乾燥してくるため、
肌や髪の乾燥を特に感じやすい時期になります。
髪の傷みによるパサつきが気になる方も多いのではないでしょうか?
髪の傷みの原因は様々あるのですが、
今回はヘアカラーと髪の傷みの関係性について書いてみました。
やや難しい表現も入っていますが、
髪をキレイにしていくためには必要な知識の一つです。
ヘアカラーについて知らない方がほとんどだと思いますので、
ぜひ読んでみて下さい。
今回の内容は↓
基本1:『ヘアカラーなぜ染まる?』
基本2:『ヘアカラーの化学反応は大きく3つ』
基本3:『白髪染めと通常のカラーの違い』
基本4:『カラーは繰り返すとなぜ傷む?』
基本5:『リタッチの重要性』
そもそもヘアカラーをするとなぜ髪が染まるのか?
これをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
「やれば染まるから、詳しく知ろうと思わない。」
「そういうもので考えた事ない。」
と、言ってしまえばそれまでなのですが、、、
そのメカニズムや理由だけでも知っておくと今後のケアに役立ちます。
ではヘアカラーで髪が染まる仕組みから説明しましょう。
基本1:『ヘアカラーはなぜ染まる?』
ヘアカラーは1剤と2剤を混ぜ合わせて使います。
カラーを塗る前に後ろで美容師さんが、
マゼマゼしながら準備しているのを見たこともあるはずです。
1剤の中に酸化染料(色素)とアンモニアなどのアルカリ剤が入っています。
2剤は主に過酸化水素水です。
過酸化水素は強い酸化作用があり、
漂白力や殺菌力も持ち合わせている弱酸性の液体です。
昔のオキシドールという消毒液の、
ちょっと濃いものと思ってもらえればいいと思います。
この1剤と2剤をマゼマゼすることで、
酸化染料、アルカリ剤、過酸化水素が混ざり化学反応を起こして、
はじめて髪を染められる状態になります。
1剤のアルカリ剤の量が多ければ脱色力が上がり、
髪を明るくする力が強くなります。
そして傷みも強くなります。
さらに、
色素の量を増やしたり色を変えたり混ぜたりすることで、
いろんな色に染め上げることができるようになります。
アルカリ剤を使用して髪のメラニン色素を脱色して
ベースの髪を明るくすることで、
色の表現をしやすくさせてるんですね。
黒い紙に色を塗るよりも、
薄い茶色の髪に色を塗る方が塗った色がわかりやすい
髪もそれと同じなんですね。
基本2:『ヘアカラーの化学反応は大きく3つ』
ヘアカラーは一旦混ぜると大きく分けて3つの働きをします。
上の図のように、繰り返し繰り返しカラーをすると、
メラニン色素が分解(脱色)され、金髪に近くなっていきます。
その状態の髪にヘアカラーをしても髪のタンパク質も破壊されているので、
色素がくっ付く場所が少なくなり、色もちが非常に悪く
すぐに明るい髪に戻ってしまいます。
髪がすぐに明るくなってしまう
↓
髪を染める
↓
結果的に髪が傷む
↓
すぐに色が抜ける(最初に戻る)
こんな感じに悪循環にはまってしまう方が非常に多いです。
染めれば、染めるほど、カラーすれば、するほど
髪は傷んでいくので、
色持ちせず、さらに傷みは酷くなるばかり、
いいことが一つもありません。
この負の連鎖を止めるためには、
なるべくタンパク質やメラニン色素を壊さないよう壊さないよう、
一度染めたところにはヘアカラーをしない!
まだ残っているメラニン色素を最大限に利用するカラーの楽しみ方をお勧めします。
基本3:『白髪染めとヘアカラーの違い』
髪を染めるといっても「ヘアカラー」と「白髪染め」では大きく違います。
◎ヘアカラー◎
髪を明るくする働き(脱色)がメインで、色を入れる働き(発色)は少しだけに抑えられています。なんなら、色が抜けやすいようにできています。(次のカラーチェンジがしやすいように)
●白髪染め●
ヘアカラーとは逆で、色をたくさん入れないと白髪が染まらないので、色を入れる働き(発色)は当然強く出来ているのですが、それだけだと真っ黒になってしまうので明るくする働きも強くなければいけません。
黒髪の方の場合、白髪混じりの方をやや明るく自然に染める場合の違いを
図を使って説明します。
◎黒髪の場合
元々の髪のメラニン色素を分解するだけで(脱色)、ほぼ自然な茶色になるので色素は薄くても希望の自然色に染めることが出来ます。
ダメージも最小限で染めることが出来ます。
◎白髪混じりの場合
黒髪を染めたカラーと同じ薬で白髪混じりの方を染めると、黒髪は自然な茶色になりますが白髪には薄い色素しか入らないため、白髪のままです。
白髪を染めるには白髪が自然な茶色になるぐらいまで色素を入れていかなければなりません。
ですが、白髪が自然な茶色になるぐらいまで色素を濃くしてしまうと、
今度は黒髪の方が明るくなるどころかより黒くなってしまいます。
これでは黒と茶色になってしまうので、白髪を目立たなくすることが出来ません。
そこで、黒髪に濃い色素が入っても自然な茶色ぐらいに仕上がるようにより強い脱色をする必要が出てきます。
しかし脱色をすればするほど髪は傷んでしまうので、その分髪への負担が大きくなってより傷みやすくなってしまいます。
白髪染めは黒髪と白髪をちょうど中間の同じような色合いに染めないと目立たなくならないので、
『明るくする力』と『色を入れる力』相反する力の絶妙なバランスで出来ています。
同じ色にするとしたら、黒髪を染めるよりも白髪混じりの方の方がダメージは大きくなります。(脱色を強くする為)
さらに脱色する(明るく)する方がダメージが大きく、ヘアカラーよりのグレイカラー(明るく仕上がる白髪染め)の方がダメージが大きいということになります。
ヘアカラーのダメージ公式を表すと以下のようになるでしょう。
『色の明るさ×カラーの回数=ダメージ』
髪をなるべく傷ませないようにヘアカラーをするには
なんども染めない!
明るくしすぎない!
これがとっても大切です!!
基本4:『カラーは繰り返すとなぜ傷む?』
髪のメラニン色素を分解して明るくする働きにより、
髪のタンパク質も同時に分解してしまうので、
1回染めた部分に何度も何度もヘアカラーを繰り返すと、
徐々にメラニン色素が抜けてどんどん明るくなり、
同時にタンパク質をどんどん破壊してしまうので、
髪の内部が空洞化して髪が弱くなってしまうからです。
空洞化についてはこちらの記事をご覧ください。
髪が傷まないようにカラーを楽しむには、明るくしすぎないようにしながら根元の伸びた部分だけカラー剤を使う『リタッチカラー』が必要です。
そして、毛先の色抜けにはダメージを一切与えないような
色味補給のみのカラーを使って、
出来るだけダメージを与えないようにカラーする、
つまり「正しい知識を持ったプロの技」が必要です。
また近いうちに、
カラーのダメージランキングを作ろうかと思っています。
例えば、カラーの中でもホームカラーの明るいやつが一番傷みます。
サロンカラーはカラーの中でもダメージが少ないですね、
でも「イルミナカラーは傷みません」なんて言葉に騙されちゃいけませんよ!
明るくなるカラーで傷まないものはないので注意です。
基本5:『リタッチの重要性』
シザーハンズで使用しているカラーの中に、(おそらく)世界初であろうリタッチ専用カラー(根元の伸びてきた部分だけ染める専用のカラー)があります。
カラーダメージの代表である『アルカリ剤』を最小に抑えてあります。
何度も何度も試作を繰り返して、
髪が明るくなりすぎないようにアルカリの強さを低く抑えることで、
その方がもともと持っているメラニン色素を生かす
「色素調合』で作られています。
可能な限り同じ部分へのカラー施術を避けること
+
アルカリ剤が多く含まれている明るいカラーを使用しすぎないこと
リタッチをうまく利用して、カラーを楽しむ!
ヘアカラーを一番正しく楽しむには必要な方法の一つです。
美髪を手に入れるには、
正しいヘアケアを理解している
美容師さんとの共同作業が必ず必要になってきます。
カラーについてはもうしばらくシリーズ化して続けて行きますので
お楽しみに。
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